2020/04/06

　新型コロナウイルス（2019年11月に中華人民共和国・武漢にて初めて確認された、致命的な肺炎を来し得るウイルス）の感染が拡大しています。

　感染経路としては、インフルエンザウイルスと同様に飛沫感染（感染者のクシャミ・咳・つば等と一緒に空気中に放出された病原体を、口や鼻から直接吸入することによる感染）と接触感染（感染者から放出された病原体が何かに付着、何かに触れた手を介して口や鼻・目などの粘膜から感染）が考えられています。また、このウイルスの特徴として、「潜伏期間が長い（最長14日ほど。平均5～6日）」「プラスチック等に付着した状態でも数日間生きるため、接触感染には要注意」と報告されています。御元気な方でも無症状病原体保持者である可能性は否定できないため、クシャミ・咳などの症状がある方は、必ずマスクや手拭い等にて口・鼻孔を覆うようにしてください。

　当院では、スタッフのマスク着用・手指消毒はもちろんのこと、聴診器や検査機器、ドアノブ等の消毒を強化しております。また、風除室とトイレ前には足ペダル式のアルコール手指消毒液を設置しておりますので、御来院時および御帰宅時に御利用ください（アルコールかぶれのある方は、トイレ入口にありますセンサー式の手洗い台を御利用ください）。

　御自分の健康を守ることが、皆の健康を守ることに繋がりますので、ぜひ御協力いただきますようよろしくお願いします。目を掻いたり、鼻をかんだり、飲食したりする前後には、必ず手指を消毒または洗浄するようにしましょう。